スタッフブログ
同時進行しています。
作業をしているところは違いますが、ひとつの家をつくっています。
お正月に地鎮祭を行った泉区の現場は今、第3者機関による基礎の検査も終わり、静かな養生期間です。
そして、木匠工務店の下小屋。
紀伊・和歌山の山長商店さんから納品された今回の構造材は、木造軸組み特有の加工はされていません。
一般に、”木をくっつける”方法としては、金物や接着剤などが想像されますが、”木を組む”というと、こんなカタチが想像されますね。
そうですね、平面的に見ると何てことないカタチですが、断面をみるとこんな風になっています。
意図的に少しナナメに削ってあるのは、組んだ時にしっかりと締まるようになるのです。
断面を見るとよくわかります。
では、木を組む相手側はどうなっているのでしょう・・・。
そう、1枚前の写真にありました『と-三』の相手側ですね。
はい、『と-三』です。
反転されたカタチに掘り込んであります。
これで、しっかりと組まれことが想像できますね。
棟梁:大ちゃんが木を見て墨付けをして、若手の大工:まーの手で「手刻み」がすすめられています。
コンピュータ制御で加工をするプレカット加工ではなく、「木を組むための手刻み」のお話しでした。
大工技術に限った話ではありませんが、技術の継承の重要性が叫ばれています。
今回はお施主さまから、手刻みの機会を頂けたのです。有難うございます。
先に紹介しましたが、今回棟梁をするのは、
物静かで人工知能を持った大工:D-AIちゃんです。
うちも時代に沿っていますね!(^^)!
(るのみ)